通信販売、物販、飲食店舗で海産物を中心とした商品を取り扱う「越前かに職人 甲羅組」ブランドを展開する株式会社伝食(本社:福井県敦賀市、代表取締役:田辺晃司)は、福井県敦賀市の「敦賀市第2産業団地」に観光施設併設型の新工場を設立します。
新工場は敦賀市ふるさと納税返礼品の需要増への対応や物価高への対抗措置として、高い作業効率で生産コストを削減するスマートファクトリー化を計画しています。
また北陸新幹線の終着駅となり、「100年に1度の好機」と呼ばれる局面を迎えた地元へ、集客・雇用の両面で人を集める観光施設の併設も計画しています。2026年春に竣工予定で、施設名称や設備の詳細については決定次第、随時発表していきます。
冬の味覚を物価高から守るスマートファクトリー
株式会社伝食は2011年3月、従業員5名で創業し、「越前かに職人 甲羅組」ブランドを主軸に、通信販売や物販・飲食、水産加工事業を展開してきました。売上高も創業年の3,500万円から2024年9月期には137億円まで増加する等、着実に成長を続ける反面、1年で注文件数30万件を超える大規模なふるさと納税返礼品の生産キャパシティの確保や、カニのような贅沢品にとって痛手となる物価高への対応が大きな課題となっています。
対策として、社内で「新工場設立」の構想が出てはいたものの、予算の確保が難しく、想いが形とならない歯がゆい状況が続いていました。そのような中、公益財団法人ふくい産業支援センター(理事長:白嵜 淳)と株式会社商工組合中央金庫福井支店(支店長:畑田裕也)の連携チームから、「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」制度活用の提案を受けました。これを受けた弊社は令和6年4月に同補助金に申請、6月に採択を受け、新工場設立を決定しました。
約1,700以上の自治体の中でトップ20に入る福井県敦賀市のふるさと納税のオペレーションを支えつつ、製品の生産・流通コストを削減し、冬の味覚の王者「カニ」を物価高から守る、当社にとって新たな挑戦が始まります。
カニを身近に楽しめる観光施設を併設予定新工場には観光施設を併設予定です。
工場と一体型の施設ということで、どなたでも身近にカニを感じ、その魅力を存分に楽しめる施設の併設を計画中です。
地元である福井県敦賀市は今年3月に北陸新幹線の終着駅となり、地域活性化にはまたとない絶好の機会を迎えました。関西・東海方面からのアクセスに加え、首都圏からのアクセスが良くなった今、地の利を活かした集客・雇用等、たくさんの人が敦賀に集まるきっかけ作りができればと考えています。
企業概要
社名: 株式会社伝食
本社所在地: 福井県敦賀市中央町2-22-32
代表取締役社長: 田辺 晃司
設立: 2011年3月11日
資本金: 50,000,000円
社員数: 262名〈パート、アルバイト含む〉(2024年10月現在)
事業内容: 海産物を中心とする通信販売・店頭販売・飲食・水産加工事業
会社HP: https://denshoku-corp.jp/
<報道関係者お問い合わせ先>
株式会社伝食
電話:0770-22-6445/メールアドレス:kani@kouragumi.com